病院の黒字化

 病院を黒字化するには。単純に持っているベットを埋める事。言い換えると、空床を作らない事。
「そんなことは解かっている!」と皆様から怒られそうですが、赤字の病院が多いいのも現実です。特に、今年(2020年)は新型コロナウイルス感染の広がりにより4月~7月と軒並み赤字運営になっております。入口において新型コロナ防御対策を行ったうえ患者受け入れを活性化する。防御対策はPCR等の検査なのですが、専門科ではないので防御対策については、感染又は公衆衛生の専門家の方にご教授願います。ベットを埋めるために、「単純に入院日数を伸ばす」とだけ考えた方は 後々、病院運営は失速するでしょう。ではどうやってベットを埋めるのか、 当たり前の事ですがこれしかありません。「新規入院患者を増やしてベットを埋め、ベットコントロールを行う。」常に人為的介入がなければうまくいきません。あと、欠かせないのが 職員のビジョンを同じ方向に向け盛り上げること。

 新規入院患者を増やすには、3つのルートしかありません。①救急ルート②紹介ルート③外来ルートこの3つのルートにどのようにアプローチしていくかがポイントとなります。
①救急ルート⇒確実に新規入院患者を増やすことができます。どの様にアプローチするのか、救急隊を訪問し受け入れのアピールを行う。これだけだと 効果は少ないです。まず、救急受け入れ態勢を強化、救急受け入れ要請を断らない体制を整える。大事なポイントとしては 要請の連絡を受けるとすぐに可否を答える事。否と答えた場合 後ほどその患者の動向を確認するなど受け入れを大事にしていることをアピールする。救急隊員からすると一刻も早く救急車を病院に向かわせたいので 受け入れ可能であればすぐに受け入れ可能なことを伝え、次に 患者情報をゆっくり聞き取るなどの工夫が効果的です。
②紹介ルート⇒病診連携(診療所 クリニックからの紹介)、病病連携(病院からの転院)、定期的に病院、診療所、クリニックへ挨拶訪問する。診療実績などの紹介(ホームページや発刊物の配布)。病院、診療所、クリニックからの紹介入院。常に連携をとり親密な関係を保つ。施設からの入院治療。訪問診察からの入院治療。
③外来ルート⇒外来担当Drへのアプローチ。検査、内視鏡、手術予約等。

 新規入院を一定数確保し、保有ベット数の90%近くの入院患者数になるとベットコントロールをうまくやらないと病棟が回らないだけでなく、10%以上の空床を抱えることとなる。全ベットを100%近くで運用するには全体のベットの使用状況(患者の状態)の把握できる部署又は担当者を作り、シュミレーションを行いノウハウを取得する必要性がある。退院日を決めるのは この部署(担当者)に、医師は退院許可を出し 退院日は、この部署(担当者)が決定し、空床のコントロールを行う。ベットが埋まれば、病院は黒字。あとは、中身 質を高める事、患者を満足させることが出来なければ3つのアプローチも失速してきます。

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